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マルチスズキ Maruti 800 インド国民車は遠くになりにけり [天竺編]

インド人に長らく親しまれてきたマルチスズキのMaruti 800 が1月に
生産中止になっていたことが昨日新聞発表された。 今後も7-8年
部品供給を続けるという。

スズキアルトの2代目の金型をもってきてインドの灼熱の大地でも
負けないよう800ccのエンジンを積み、インドの凸凹道にも負けないよう
脚周りを強化し、挨拶代りによく鳴らすクラクションをも強化した車両は
90年代のインド躍進のシンボルでもあった。 20万ルピー台という
その価格もたいしたコストダウンを成し遂げた、尊敬できる車であった。

ひっそりとその役目を終えて消えていくつましやかな老兵。

含羞というべきその舞台際の所作はまことに美しさを感じさせる。
生産中止の理由は曰く、安全対策と燃費向上と、特に排ガス規制対応に
限界がきたというもの。

しかし、このひっそりと引退させたにはルノー4の時と同じく、マルチスズキは
もう安い車を作りませんよ、いい車を適正な価格で売りますよ、というマネジメント
の意思を感じる。 長らく稼いでくれてありがとう、というノスタルジアをもって
引退セレモニーをも挙行したシトロエン2CVやローバーミニの時とは違った
背景があるようだ。

次に消えるのはきっとこのアンバサダーだろうな。 
IMG_3876.jpg

しかしこの車、見れば見るほど味がある。 
IMG_3873.jpg
うーん、うーん。

Maruti_800_first.jpg
このマルチ800も風格はあるが、比べれば歴然としたデザイン力の差。
さすがはモーリスガレージ!

一昔前は・・・
公用車は全てこれという時代もあったがムンバイでは見かけることも少なくなった。

最近はマルチスズキのSWIFTやホンダCITYの白塗りに赤くGOV OF INDIAの
塗装を施し公用車にする例が増えてきている。

今時珍しい冷延鋼板を使った車は塗装面加工にどうしてもムラができやすいところ、
厚塗りでうまくゴマ化している。 サビの来るのも早い。

でも、デリーの官庁街や省庁の駐車場ではまだまだアンバサダーが現役である。

IMG_3879.jpg
デリーの街をトノサマバッタのようなリキシャーと共に疾走するその勇姿には惚れ惚れする。
できれば何時までも走り続けて欲しいと思う。 

これが生産中止と言われたら空軍仕様の塗装の新車を一台記念に買おうと考えている。

今や販売も落ち込み風前の灯火で月産300台というけれど、頑張れコルカタのビルラ、
ヒンドゥスタンモータース!


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